リスクアセスメント講習
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「法令遵守」と訳されていますが?
企業は社会的責任を負う立場として、
進んで法令の趣旨や精神を理解するといった
企業倫理や認識に基づいて行動することも
含んでいます。
このような企業の考え方や行動は、ひいては
社会的信用の獲得につながります。
上記の考え方を進めて、安全衛生管理を考える
といいのではないでしょうか。
従業員が安心して働ける職場の安全衛生管理を
徹底する。
○安全衛生管理体制の強化
○職場のリスクマネジメント
○健康管理などです。
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CSR(企業の社会的責任)
労働分野におけるCSR
従業員に対して企業が責任ある行動をとって
いるかという観点から、従業員の働き方への
配慮や、個性・能力を活かせるようにすること
が重要な企業の責任です。
例えば、
①人材を育てること
②多様な働き方に対応した環境整備
③従業員がその能力を十分に発揮できる
チャンスを与えること
④安心して働ける職場環境を整えること
など企業が積極的に取り組んでいくことは
望ましいことと考えられます。
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場当たりな安全対策
丸のこの安全対策に安全カバーを取り付ける
一見正解であると思われる。
しかし、かえって災害が起きやすくなる恐れが
あります。
丸のこの使用を終えて、電源を切る。しかし、
惰性でしばらく回っている。
回っているのか、止まっているのかカバー越しには
見えずらい、つい安全カバーを開けてしまう。
ところが丸のこは、まだ回っていた。
似たような経験はありませんか?
本質安全にはなっていないのに、一見安全に
見えてしまう。
安全カバーがないほうが、刃がむき出しで
怖いので用心して、近づこうとしない。
だから、カバーを付けて安全対策をするより
むしろ安全という結果になりかねない。
比較的簡単な対処療法に終わると、解決された
ように安心してしまいますが、危険の本質は、
残されたままになっていませんか。
労働災害を防ぐのにリスクアセスメントは基本
です。
安全システムの確立が必要です。
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筆記試験合格者発表
労働安全コンサルタント
労働衛生コンサルタント筆記試験の合格
おめでとうございます。
筆記試験合格の方は、口述試験に向けて
知識の整理が必要です。
リスクアセスメントが労働安全衛生法の努力義務
となりましたので、必ず聞かれると思います。
具体的な評価のやり方、評価後の検討、実施まで
具体的に説明できるよう練習が必要です。
口述試験は、筆記試験の点数は、全然関係
ありません。
筆記試験免除の人も受験しますので、もう一度
気を引き締めて下さい。
頑張って!!
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健康管理
①健康診断
配置前及びその後の6月以内ごとに1回
定期に健康診断
②作業前体操と腰痛予防体操
○作業前体操
準備体操、整理体操として行いましょう
○腰痛予防体操
重量物取扱い作業、介護作業などに常時従事
する人は、体操を行いましょう
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作業環境管理
①温度
○屋内作業場では、寒さをかんじないように
温度を調整する
○防寒衣の着用、暖房設備を設ける
②照明
○照度を確保する
③作業床面
○床面はなるだけ段差がないようにする
④作業空間
○通路などは十分な広さの空間とする
⑤設備の配置など
○適切な作業位置、作業姿勢、高さ、幅などが
確保できるようにする
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作業管理
①自動化、省力化
○適切な補助具の導入も必要
②作業姿勢、動作
○不自然な姿勢をならべくとらない
○同じ姿勢を長時間取らない
○急激な動作をなるべく取らない
③作業標準
○作業時間、作業量、作業方法などを示す
④休憩
○休憩設備を設ける
⑤その他
○腹帯などの補装具の使用も考える
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職場における腰痛は、年間6,000件近くも
発生し、いろいろな業種でみられることから、
その予防対策を積極的に推進することは
とても重要です。
腰痛の予防対策としては、
作業管理、作業環境管理、健康管理、
労働衛生教育を適切に行うことが必要です。
腰痛の発生が比較的多い作業
1、重量物取扱い作業
2、重症心身障害児施設等における
介護作業
3、腰部に過度の負担のかかる立ち作業
4、腰部に過度の負担のかかる腰掛作業
・座作業
5、長時間の車両運転等の作業
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安全には、費用がかかると思っていませんか。
安全だと保険料が安くなります。!!
大手損害保険会社の労働災害向け保険で、
リスク実態がよければ、最大30%割引
企業が労働災害の法定外補償を行う場合は、
民間の保険でカバーするのが一般的ですが、
大手損害保険会社の販売する保険になかに
リスクマネジメント対応型労災総合保険が
あります。
米国の保険会社グループと共同開発した
「労働安全衛生システム」を付帯し、労働災害
に関するリスク診断及び改善提案を行うリスク
マネジメント対応型保険で、労働安全衛生シス
テムを用いて労働安全衛生診断サービス(無料)
を実施。
診断の結果、リスク実態が優良であれば、
従来の割引に加えて、さらに保険料が割引
される保険です。
今はまだ、あまりこの保険は、知られていま
せんが、労災保険のメリット制度にもあるよ
うに、安全であれば保険料が安くなります。
安全は、経費削減になります。
安全を推進すると、利益アップになります。
トータルで安全を見直しましょう。
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リスクアセスメントとKYT
残された危険に、KYTを職場レベルで 対応していくやりかたがより実践的では ないでしょうか。 職場の自主活動として行う KYT 工夫が必要ではないでしょうか。
リスクアセスメントによる対策を実施後に
管理活動として行う、リスクアセスメント
両者が相まって相乗効果を上げるよう
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「国際安全規格」
21世紀の安全の骨格は国際安全規格です。
労働安全衛生が変わろうとしています。
リスクアセスメントは、安全設計の基本です。
実際には、各社各様それぞれの事情があり、
教科書通り、必ずしもうまくいくというわけで
はない。
むしろ、個別の事情に合わせて、最適なやり
方をみつけて下さい。
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OSHMS
構築のポイント
1、文書化
2、経営トップの方針の表明
3、リスクアセスメント
4、パフォーマンス実行の評価
5、監査
<効果>
1、法遵守から技術進歩対応へ
自主的に危険を除去するシステムを
確率できる
2、継続的な安全管理の推進
安全技術をマニュアル化、文書化
3、施策の透明性と社会的信頼性の
向上が図れる
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企業の四重責任
労働災害が発生しますと事業者には
4つの責任があると言われています。
1、刑事責任
安全衛生法・・・・・安全衛生法違反
刑 法・・・・・業務上過失致死罪
2、行政責任
安全衛生法・・・・・使用停止、作業停止
許可事業・・・・・指名停止、免許取り消し
3、民事責任
不法行為責任・・・・・賠償責任
工作物瑕疵責任・・・ 〃
4、社会的責任
社会的信用の失墜
責任の追及
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食品包装機械の設置の際の
留意事項
1、作業に必要なスペースを確保すること
機械の周囲には、清掃や点検も含め、
作業を行うのに十分な広さを確保
しましょう
2、機械は安定して据え付けること
車輪の付いた機械では、移動することが
ないように車輪止めなどで確実に固定
しましょう
3、操作盤は適切な位置に設置すること
4、電気配線等の安全を確保すること
湿潤な場所で使用する機械ひは、感電防止
用漏電しゃ断装置を設けましょう
5、設置後は作動状況を確認すること
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食品包装機械の構造上の基準
1、安全ガード等の安全装置がされていること
2、非常停止装置が付いていること
3、操作装置は誤操作等の少ないものであること
4、回転部分のキー等の突起物には覆いが
設けられていること
5、高温となる部分には断熱構造の安全ガード
が設けられていること
6、機械の種類別、機械の部分別には、
次のようになっていること
○コンベヤー
労働者が巻き込まれる、包装対象商品が
落下のおそれがあるものは安全ガードを
設ける等の措置がされていること
○切断を行う部分
カッター等の刃部には、安全ガードを
設けるなどの対策が講じられていること
○加熱・溶着等を行う部分
高温部分は、安全ガードを設けるなど
接触するおそれがない構造となって
いること
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足場の種類
足場は、二側足場とする。
ただし、敷地が狭あいな場合等二側足場の
設置が困難な場合には、ブラケット一側足場等
とすることができる。
足場は、全周を完全に組上げる。
ただし、建方作業のため、全周にわたって完全
に組上げることが困難な場合には、必要最小限度
において一部開放の構造とすることができる。
この場合、一部開放した部分については、階ごと
の建方作業が終了した後、順次、速やかに当該
部分の足場を組上げる。
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施行計画
1、事前計画
足場計画策定前に状況について調査します。
2、工程計画
作業の順序、日程調査の上工程計画を
作成します。
3、足場計画
①足場の設置位置及び構造を決定
②使用部材料を確認し、良好な部品を
確保する。
4、作業計画
①各職別工事業者と打ち合わせします。
②移動式クレーンによる作業方法について
作業計画を作成します。
5、仮設設備計画
足場計画の確定後に、仮設計画を作成
します、
6、安全衛生管理計画
各工程に応じた労働災害防止対策及び
足場の保守管理について、安全衛生管理
計画を作成します。
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ガイドラインの主な改正事項
(平成18年2月改正)
①足場の組上げ方法において、建築物の
全周にわたり足場を組上げることが困難な
ことから、必要最小限、足場の一部を開放
する場合、当該部分からの墜落を防止する
ため、階ごとの建方作業が終了した後、順次
速やかに当該部分の足場を設けるよう、
変更された。
②無理な作業姿勢による危険を防止するため、
工程の進展に伴い、必要に応じ、作業床の
高さを変更することが追加された。
③悪天候又は足場の組立若しくは一部変更
の後に、足場に異常がないか点検を実施し
異常を認めたときは速やかに補修すること
が追加された。
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相対的にリスクが小さい場合
1、ハザードを探し出す
重大な危害や複数の人間に影響を及ぼす
ハザードを職場を歩き回って新鮮な目で探す
2、誰がどのようにして危害を受けるかを判断
する
3、ハザードから生じるリスクを評価し、十分な
安全対策がすでに採られているか、あるい
は危害を防ぐために新たな安全対策をとら
なければならないかを判断
4、認定事実を記録する
5、リスクアセスメントの方法を適時見直し
必要に応じて修正を加える
リスクの評価は、
危険が少なく、複雑な危険も少ないので
常識で判断してもかまいません。
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リスクの低減対策
1、リスク低減対策は、リスクの高いものから
優先的に実施するように実施項目を選定し
、計画する。
2、考えられる様々なリスク低減対策案を出し
合い、その中から効果、コスト、実現性等を
検討し、最適な対策方法を選択する。
3、リスク低減対策は、実施する前にその
妥当性を確認する。
4、手順で決めた計画に従い、リスク低減
対策を実行する。
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リスクアセスメントと
リスクマネジメントの違い
程度を評価することがリスクアセスメント 災害ゼロに結びつけることが リスクマネジメント 管理をリスクマネジメントと呼ぶことも あります。
災害予防の災害を発見し、危険の
評価結果に沿った改善対策を実施し
リスクアセスメントを含めた災害防止全体の
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改正労働安全衛生法
平成18年4月1日 施行
1、長時間労働者への医師による面接指導の実施
2、特殊健康診断結果の労働者への通知
3、危険性・有害性等の調査及び必要な措置の
実施
4、認定事業者に対する計画届の免除
5、安全管理者の資格要件の見直し
6、安全衛生管理体制の強化
7、製造業の元方事業者による作業間の
連絡調整の実施
8、化学設備の清掃等の作業の注文者に
よる文書等の交付
9、化学物質等の表示・文書交付制度の改善
10、有害物ばく露作業報告の創設
11、免許・技能講習制度の見直し
改正事項の内容を詳しく解説したパンフレット
が、労働局、労働基準監督署に置いてありま
す。
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