フール・プルーフ
フール・プルーフ
フール・プルーフ(Fool Proof)とは、
機械設備の操作の順序を間違えたり、異常や故障
があっても危険な状態になるような操作などができな
いようにした安全機構。
(例)
電気洗濯機の脱水機でスイッチを切っても回転が
停止しなければ蓋が開かない機構となっている。
人には勘違い、無意識行動、場面行動等の特性
があり、人の判断に依存する危険防止方策では
不十分であり、機械設備に安全機能を備えること
が必要です。
加工機械に用いる主なフール・プルーフ
○インターロックガード
機械が作動中は開かず、開いているときは
機械が起動しない
○両手操作
両手で同時に操作しないと機械が作動せず
手を離すと停止または逆転復帰する
○キーロック
1個または異なる複数個の鍵を用い、すべて
の鍵が開かないと機械が操作できない
○自動ガード
ガードの可動部分が開くときに、自動的に
危険域から身体を押しのける
○レバーロック
操作レバーを中立位置で自動的にロック
する
このように、フール・プルーフ機構は、人間の
側に誤操作、誤判断あっても人に危害を及ぼ
さない安全機構で人間中心のシステムです。
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